障がい者のための実践的就職活動法

「障がい者として働く立場」と「障がい者を雇用する立場」の両方の経験を持つ現役会社員が就活のノウハウを公開

面接官も不安がいっぱい

障がい者の就活ガイド』著者の紺野大輝です。

応募書類を送り面接を受けていると、自分は選んでもらう立場だと感じ、受かるだろうかと、とても緊張してしまう方もいるかと思います。相手は採用のプロだと考えてしまいがちですが、実はそうでもありません。

私は障がい者雇用の研修をさせていただくことがありますが、
「上司から障がい者採用の担当になるように言われましたが、何から始めたらよいかわかりません」
障がい者の方にこのようなことを聞いてもよいのでしょうか。失礼になりませんか」
という相談をよく受けます。

これまで障がい者とほとんど関わったことがなく、どのように接したらよいかわからないのです。実はこのような方はたくさんいます。

私がいつも言っているのは「わからなければ相手に聞けばいい」ということです。もし相手に質問して「どうしてそんなことを聞くんですか?」と言われたたら、謝ればいいだけです。コミュニケーションをとるなかで、わからないことがあれば普通に聞きますよね。そういうレベルのところから、企業の方は不安に思い、どうしたら障がい者を雇えるのだろうかと考えています。

よく聞く話としては、どこまで仕事をお願いしてよいのか、どこまで厳しくしてよいのか、どのような配慮が必要なのか、といったことです。たくさんの仕事をしてほしいと思っても企業には安全配慮義務があり、怪我などをさせてしまうとその責任を問われる場合があるからです。

このように障がい者雇用に慣れていない企業はまだまだあります。さらに、現在2.0%の法定雇用率は、来年4月から2.2%に上がります。それに伴い、初めて障がい者を雇用する企業も今後増えてきます。

これから就職活動をする方は、このようなことを頭の片隅に置いておいてください。そして、面接ではできること・できないこと・必要な配慮などを伝え、相手の不安がなくすようにしましょう。そうすることで一緒に良い雇用関係を作っていけるのではないかと思います。

 

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