障がい者のための実践的就職活動法

「障がい者として働く立場」と「障がい者を雇用する立場」の両方の経験を持つ現役会社員が就活のノウハウを公開

一般採用での障がいの伝え方

障がい者の就活ガイド』著者の紺野大輝です。

 

健常者と同じ新卒採用・中途採用に応募をする場合、障がいをどのように伝えるかという問題があります。

 

一般採用の場合、集団面接やグループディスカッションなど他の応募者と選考が一緒になることがあります。そのような時、面接官の方から障がいについて聞かれることはまずありません。そうすると自分から伝えなければなりません。

 

一般採用で応募をする場合は、重要なのは早い段階で障がいを持っていることを伝えることです。一番良いのは、応募種類提出時に障がい者手帳のコピーも一緒に送ってしまうことです。また、面接では最初に自己紹介をしますので、そこで簡潔に伝えるとよいでしょう。

 

「私は脳性麻痺という障がいを持っています。一見外回りは不向きに見えるかもしれません。しかし、私は人と接することが好きで、これまで5年間営業の仕事をしてきました。1社あたりの売上高では何度か成績優秀者にもなりました。担当できる顧客数は少ないかもしれませんが、どの企業も丁寧に対応し御社に貢献していきます」

 

障がいを逆手にとってインパクトを与えるのも方法の1つです。

 

会社は付加価値を生んでくれる人を求めています。これは障がいの有無に関係ありません。障がいがあるということが伝わったのなら、あとは自分の能力を伝えることに集中しましょう。他の応募者がスキル・実績などをアピールしている時に、配慮してほしいことばかり話していたらどうしても不利になってしまいます。

 

たとえ障がいのことが伝わっているか不安と感じても、選考が進んだのなら障がいのことも含めて理解されたと考えてよいと思います。企業には安全配慮義務があり従業員が安心して働ける環境を整える義務があります。当然そのようなことも考えながら採用活動を行っております。例え話し足りないと思ってもどこかでそのタイミングはやってきます。

 

私が新卒で入った会社は一回の面接で内定が決まりました。一次面接が役員面接で、しかも学生5人と役員が複数というかたちだったので、障がいのことを話すタイミングがなく、内定をもらったのに大丈夫かなと思いました。

 

内定者の集まりが入社の1カ月前にありました。内定者同士が顔合わせ、人事部長とお茶を飲みながら話す、2時間くらいの会だったのですが、その会が終わった後に「紺野くんだけちょっと残ってもらえる?」と声をかけていただきました。

 

その後、2時間話したのですが「その時間をもらえて、ああ、やっと理解ができた。話すことができてよかった」と思いました。本来であれば、やはりもう少し前にそういう時間がもてたら、もっとよかったとは思います。

 

一般採用では早い段階で障がいのことを伝える、その後は能力を伝えることに集中するのがポイントです。

 

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